ヨガインストラクターとして国内外で活躍するだけでなく、SUPやサーフィン、トライアスロンなど、海に関連したアウトドアフィットネスにも造詣が深いTAMAOさん。
現在は材木座テラス内「gypsea by HONEY」にてプロデューサー兼ヨガインストラクターとして定期的にクラスを持つほか、
宮崎やバリなど国内外さまざまな場所でヨガやSUPなどのイベントを開催。海と自然を心から愛し、ナチュラルでヘルスコンシャスなTAMAOさんのライフスタイルは、多くの人々に注目されています。
「自分を信じること」を教えてくれたヨガ
美しく健康的な外見と、朗らかな人柄で、多くの人たちから慕われ続けるTAMAOさんですが、その華々しい活躍の原点は、過去の辛い経験があったからだと振り返ります。
TAMAOさんは体育大学を卒業した後、インターンシップのためカナダへ行き、バンクーバーで生死を彷徨う交通事故に遭い、しばらく半身不随の生活を余儀なくされました。
「体育大出身でしたからスポーツばかりの人生。自分の身体は、自由に動くのが当たり前だと思っていました。ですから、歩くことができなくなったことが本当に辛くて。そんな矢先、お世話になっていたドクターから、妻がインド人のヨガインストラクターだから一度会ってみないかとご紹介頂いたんです。その出会いが私にとっては運命的なものになりました。
ドクターの奥さまからヨガを通して教わったことは、とにかく自分自身を信じなさい。信じるのは自分だけなんだという、まさに当時の私にとっては希望の言葉でした」
ヨガと出合ったTAMAOさんの身体は劇的に回復し、やがて歩くこともできるようになったそうです。その後、自分を救ってくれたヨガについてもっと知りたいと思い、インドへと旅立ちました。
「ヨガの本質的なスピリットの部分について深く知りたいと思いました。インドでは、自分らしく、自分が一番心地よい状態で生きていくことが、周りの人にとっても心地よいことなんだということなど、多くの気付きを得ました」
インドから帰国したTAMAOさんは、さらなる理想を追い求め、世界中を巡る旅へ。そして帰国後、自分の一番好きなこと、つまり自然と関わりながら心と身体を整えてゆくヨガを中心としたインストラクターとして活動をスタートしました。
湘南での暮らし
「心のスピードがゆっくりになり、何でも受け入れられるようになりましたね、自然のなかにいると、悩みが吹き飛んじゃうんですよね。あとは、朝の過ごし方が変わりました。海の近くに住んでいると、朝一番に朝日を浴びながら海に入ろうとか、走ろうとか、そういう気持ちになるんです」
目指すはwater woman!
エネルギー溢れるTAMAOさんは今後どんなライフプランを思い描いていらっしゃるのでしょうか。
「今、旅をしながら仕事をするこのスタイルがとても気に入ってます。けれどもこれは一朝一夕でできたわけではなくて、世界中の仲間のところへまずは遊びに行って、その土地を好きになり、そして通い詰め、ローカルの人たちと交流し、ボランティアでヨガをして・・・という具合に徐々に関係性を築いていくんです。人との関係性がすべてですから」
「海は楽しい分、危険な場所である。だからトレーニングが必要」
そう話すTAMAOさんの理想の姿は、海にいてなんでもできる人、つまり“water woman”が目指すところなのだとか。
「海はわたしのすべてであり、常にインスパイアしてくれる場所。そんな海に誰よりも長く、安全でいるために、私がしていることはすべてつながっているんです。でも真のwater womanになるには、一生かかりそうです・・・」
誰よりも海のことを知り、海を愛しているからこそ発せられる言葉のひとつひとつから、TAMAOさんの愛に溢れた人柄が伝わってきました。
gypsea by HONEY
http://www.gypsea-studio.com/TAMAO instagram
https://www.instagram.com/tama_smile/?hl=jacredit text : asami tomioka / photo : rai shizuno / coordination : yukie mori (BRISA)